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はじめに


基本動詞編:なぜ基本動詞を学習するのか?

日本人にとって易しい単語ほど使うのが難しいからです。
というのは、受験の英語では訳つまり単語毎の一対一の対応で「英語を覚えて」しまったからです。意味の範囲の広い動詞を訳語として覚えても、本当に英語を使えるようにはなりません。
英語を母国語とする人は、生まれた時から周囲の人の言葉を聞いて概念として簡単な動詞を身に付けています。
英語学習で一番大切なことは、動詞の根底にある基本概念を習得し、そこから派生する様々な表現の範囲をつかむことです。
PeCsのプログラムでは;
基本動詞をあなたの概念として使えるように、毎週2〜3個ずつを学習していきます。一度に数多くこなすより、じっくり取り組んで自分の言葉として使えるようにしましょう。

ロジック編:プレイン・イングリッシュのロジック転換とは?

  次の日本語を英語にしてみてください。

例1 問題文 おはようございます。
Aさん It's early.
Bさん Good Morning.

どなたが見ても、Bさんが正解だと分かりますね。

  では、次の例文はどうでしょう。Cさんの答えは正しいですか?

例2 問題文 この建物は、特別な場合を除いて、どなたでもお入りになれます。
Cさん Anybody can enter this building except for special cases.

多くの人が学んできた「受験英語」なら、Cさんは「合格」です。

しかし、現実にはこの英語では言いたいことは伝わりません。むしろ、誤解される危険性さえあります。

プレイン・イングリッシュでは、 "Detach ideas from words." (言いたいアイディアを字面と切り離して考える)という作業を重視します。言いたいことを英語として通じるロジックに転換するプロセスのことです。その思考過程をこれから説明します。