形容詞


 日本語の形容詞は、名詞の前についてその後にくる語を説明する場合と、文の最後に来て主語の様子を説明する場合との両方の場合に使える形容詞の区別がありません。

 英語では、すべての形容詞というわけではありませんが、名詞の前にしか来れない形容詞(attributive:限定的用法)と、逆に、文の主語の様子の説明としてしか使えない形容詞があります(predicative:叙述的用法)。


 あるいは、同じ形容詞が、限定的用法と叙述的用法では意味が変わってしまう場合があります。

限定的用法でしか使えないもの
chief, main, principle, utter

叙述的用法でしか使えないもの
asleep, alive, afraid, ashamed, alone, ill

用法によって意味が変わってしまうもの
bad, good, big, small, heavy, light

He is a bad swimer. 彼は泳ぎが下手だ。
The swimmer is bad. 泳いでいるあの人は悪いヤツだ。
A small farm. 小規模農家
The farmer is small. あの農夫は小柄だ。

 補足:形容詞の前に定冠詞 "the" をつけることによって、その形容詞が持っている意味を一般化した名詞として使うことができる。
the rich rich people お金持ち


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